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希少野生動植物…ヨナグニマルバネクワガタやフチトリゲンゴロウ 新たに昆虫５種指定へ答申
中央環境審議会は１５日、沖縄・与那国島固有のヨナグニマルバネクワガタや南西諸島に限定的にしか確認されないフチトリゲンゴロウなど５種類の昆虫を、捕獲や販売が禁止される「国内希少野生動植物種」に追加指定するよう、松本龍環境相に答申した。昆虫マニアの間で数万円で取引され、絶滅が危（き）惧（ぐ）されているという。種の保存法施行令を改正する。
ヨナグニマルバネクワガタは体長６～３・５センチで日本産のクワガタとしては最大級。与那国島の４カ所で確認されていたが、林などの生息地の減少や乱獲で昨年の調査で１カ所にしか確認されず、５００個体以下にまで減少していると推測されるという。希少であることから価値があがり、ペアが９万円で取引されていた。
このほか、指定されるのはかつて広く本州にいたが現在は中国地方の一部にしか確認されていない蝶のヒョウモンモドキやマルコガタノゲンゴロウなど。
